取り締まりポイントは「ない」
携帯電話やシートベルトの取り締りポイントは、一時停止や左折禁止の取り締りポイントとはわけが違う。
なぜなら、「思わず電話しそうになる場所」や、「ついシートベルを外しそうになる場所」などないからだ。
他の取り締まりとの違い
うっかり左折してしまう交差点や、うっかり通り過ぎてしまう踏切ならば存在するだろう。
しかし、うっかり携帯電話を使ってしまう交差点や、うっかりシーベルトを外してしまう踏切など存在しない。
携帯電話の不使用や、シートベルトの装着は、
標識の見やすさや、道路の形状、交差点の状況など、周囲の様子に左右されないはずである。
影響を与えるのは、ただ一つ、心がけである。
最も防ぎやすい交通違反
クルマに乗り込む前に携帯電話の電源を切ってしまえば、
どれほど多くの取り締まりポイントを通ろうとも、「携帯電話使用等」の取り締まりを受けることはない。
エンジンをかける前にシートベルトをしてしまえば、
どれほど多くの検問所をくぐろうとも、「座席ベルト装着義務違反」で点数が累積することはない。
ゆえに、携帯電話やシートベルトは、最も防ぎやすい交通違反である。
取り締まりポイント
思わず電話しそうになる場所や、ついシートベルをは外しそうになる場所などないだろう。
とすれば、取り締りポイントは、単純に運転席がよく見える場所で行われるのだろう。
そこで、取り締まりポイントとされる場所から、どの程度運転席が見えるのか試してみた。
歩道橋の上から
運転中、歩道橋の上を見ることはまずないだろう。
しかし、歩道橋の上からは、いろいろよく見える。
友人にお願いして、歩道橋の下を通ってもらった。
すると、運転席はこの通り。
絶好の観察ポイント
ここも、携帯電話/シートベルト取り締りポイントである。
しかし、この場所に来ても電話したくなるわけではないし、
シートベルトを外したくなるわけでもない。
ここが取り締りポイントである理由は、
運転席を観察しやすいこと以外は考えられない。
ちなみに、矢印の場所から運転席を見ているらしい。
先ほどの友人は、もう出演してくれなかったので、
別の友人にここを通ってもらった。
その場所からクルマを見るとこうなる。
確かに、運転席がよく見える。