スピードを出せそうな道
スピード違反を防ぐ一番のコツは、時間に余裕を作ることだろうか。
時間に余裕がないときは思い切って遅刻する。乱暴だが「遅刻」は「事故」に勝ること数等である。
信号無視や一時停止違反は交差点や踏切でしか起こり得ないが、スピード違反は道路の上ならどこでも起こりうる。
スピード違反の防止には、クルマに乗ってから降りるまでの注意が必要となる。
信号のない道
ここはスピード違反の取り締まりが行われる場所である。
訪れてみると、取り締まり場所に選ばれる理由がすぐにわかる。
なにしろ信号がないのだ。
測ってみると、この付近には実に1km余りも信号が存在しない。
他にもスピードを出せる条件が揃っている。まず、長い直線である。
次に、一方が線路に面しているので、そちらからはクルマも人も飛び込んで来ない。
他方は企業敷地に面しており、交差点がほとんどない。
ちなみに、この道路の制限速度は時速40キロである。
長い下り坂
この先数百メートルにスピード違反取り締まりポイントがある。
ここは、その手前にある信号である。
次の信号はどこにあるだろうか。
まず、トンネルを抜けると、長い下り坂がある。
もちろん、信号はない。
坂を下ると、ゆるやかなカーブを経て、平坦な道となるが、
信号が現れるのは、この写真の奥の方である(よく見るとわかる)。
長い下り坂で、信号がなければ、知らず知らずスピードも出るだろう。
しかし、この道路の制限速度は時速40キロである。
一時停止違反も、右左折禁止違反も、その起こりう場所は「点」であるが、
スピード違反の方は「線」である。
速度超過で違反しないためには、長い道のりのすべてにおいて、
注意を絶やすことができない。
ひっそりとした道
この道もスピード違反取り締まりが行われる。
一見して、スピードを出せそうな道である。
見通す限り信号はなく、どこにも交差点もない。
しかし、この道路の制限速度は40km/hである。
一方は長い壁が続き、もう一方は田畑が続く。
これなら、飛び出してくる人もいない。
この道は幹線道路ではない。
人通りも少なく、ひっそりとした道である。
しかし、人がいなくても、取り締まりは行われる。
交通違反しないためには、どの場所にあっても慎重な運転が求められる。
スピードを出せそうにない道
信号機の間隔が短い場所がスピード違反取り締まりポイントであることは意外に多い。
クルマは短距離でもかなりのスピードに達することができるのだ。
交通量の多い場所がスピード違反取り締まりポイントであることも意外に多い。
どれほど混む場所でも夜中や朝は空いているのだ。
信号間隔が短い場所
いつも混雑するこの道路も、取り締まりポイントだという。
取り締まる対象は、右折禁止違反でもなく、携帯電話等使用でもなく、
スピード違反だという。
信号が多く、交差点も多く、人もまた多い場所で、
あまりスピードを出せるようには見えない。
この道路を昼間走ると、出せる速さはせいぜい50km/hである。
一方、この道路の制限速度も50km/hである。
実は、ここでスピード違反取り締まりが行われるのは、夜らしい。
夜は、どのような道でも、スピードを出せる、ということか。
スピード違反には「どこでも」だけではなく「いつでも」注意が必要である。
渋滞を抜けたあと
交通量の多い道路が交わるこの交差点は、いつも混雑する。
中でも一番交通量が多いのは青で着色したレーンだろう。
これは青色のレーンを、交差点の手前から撮影したものである。
このときは昼下がりで、比較的空いている時間帯と思われるが、
それでも赤信号になると、たちまちクルマの列ができる。
ここは交差点を通過した後の道である。
ボトルネックを抜けた後は、クルマも少なくなる。
交差点の渋滞で生じた遅れを取り戻そうとして、
知らず知らずスピードを出してしまいそうになる場所ではあるが、
このあたりの信号間隔は、最長でも300mほどしかない。
この道路の制限速度は40km/hである。
しかし、それを上回るスピードは、非常に簡単に出すことができる。
混雑する道も朝や夜になれば
この広い道路も、よくスピード違反取り締まりが行われる。
しかし、ここでスピードを出しやすいのかというと、必ずしもそうではない。
一見、広い道路に見えるが、一方は2車線、反対方向は1車線である。
信号機は200~300mおきにあるし、なにより交通量もかなり多い。
ところが、ここでスピード違反取り締まりが行われるのは、主に早朝らしい。
クルマがなければ、この道はかなりスピードを出せそうな道に見えてくる。
幹線道路は、道が広く、交通量が少ない時間帯はスピードが出せる。
しかし、そのようなときにこそ、スピード違反の取り締まりが行われる。